私は毎朝、職場に出勤する前に、最寄り駅の一つか二つ手前の駅で下車し、40~50分程度歩くことを日課としている。
毎日同じ道を歩くのでは面白くないし、さりとてあまりにも大きく迂回したりすると時間内に到着できないという制約もあり、現在では7パターンの経路を作り、順番に使用している。
その7パターンの中から、緑陰にあふれた最もお気に入りのコースをご紹介したい。
まず、駅で電車を降り、しゃれた商店街と閑静な住宅街を抜け、わずか5分も歩くとこんなところに出る。
開発から取り残され、それが後に緑地として保存されたものと思われるが、こんな所にこんな森があることに最初は驚いた。

かなりの広さがあり森の中は昼なお暗い。
こんな森が町の中に残っていること自体驚きであり、よくぞ残してくれたものだ。
ただ、夏は涼しくてよいが、杉の木が多く、春は近寄れないのが難点ではある。

森の出口。

そして緑道に出る。
今は、アジサイが見ごろである。


この緑道は、あちらこちらで車道で寸断されているものの、とても歩きやすくランニングしている人も多い。

犬を散歩させている人も多いが付近の人たちの悩みは犬の糞らしい。
「犬のフンは飼い主が持ち帰りましょう」が、「犬のクソは持ち帰れ」と変更になっている。
いらだっている様子がうかがえる。

この緑道は、公園の中も通過している。
この公園では、お年寄りがハトに餌をやるものだから、大量のハトが集まっている。

緑道が無くなるともうすぐ職場である。

実はこの緑道は全長10km程度あるらしいが、私の歩いているのはそのうち2km程度である。
いつかは、全線を歩き切らないといけない。