JR東海は9月18日、リニア中央新幹線について、詳細な走行ルートと中間駅の所在地を発表した。
神奈川県内の駅は、当初予定通りの横浜線の橋本駅であった。
そして、橋本駅から山間部に入った山梨県境の「鳥屋」には、車両基地が作られるという。
このリニア中央新幹線については、賛成も異論もあり、いろいろ議論のネタになっている。
しかし、今回は、それには触れない。
リニア中央新幹線の車両基地ができるのは「鳥屋」だが、これは「とりや」とは読まず「とや」と読む。
この地域は、現在は相模原市緑区であるが、合併前は「津久井郡津久井町」である。
津久井郡はこの他、城山町、相模湖町、藤野町があった。
以前から気になっていたのだが、この津久井郡にはどういう訳か、地名の読み方に「ひねり」があるものが多い。
難読というほどでもないが、なんで? というのがある。
「鳥屋」もなぜか、「り」が抜けて「とや」である。
以下知っている範囲で思いつくままに上げると、
三ヶ木 ⇒ みかげ
寸沢嵐 ⇒ すわらし
千木良 ⇒ ちぎら
平代山 ⇒ へいたいさん
三 井 ⇒ みい
鮑 子 ⇒ あびこ
日 連 ⇒ ひづれ
牧 野 ⇒ まぎの
吉 原 ⇒ きっぱら
馬 本 ⇒ まもと
三井は、三井寺みいでらが有名だしそう珍しくはないが、つい「みつい」と言いたくなる。
牧野は、「まぎの」よりは、ふつうに濁音のない「まきの」の方がいい易い。
ある時、物知りを自認しているこの近辺出身の人にその理由を訊ねてみた。
「あの辺の人は、面倒くさがりやなんだよ。
寸沢嵐(すわらし)なんか、本当は「すんざわあらし」なんだろうけど、主要な部分を残して省略した。
吉原(きっぱら)、馬本(まもと)なんかもそれだと思う。
三ヶ木(みかげ)は、なんでもでかい三本の木があったという話だが、それ以上は知らない。
後はよくわからない。」
との回答であり、さっぱりわからなかった。
ネットでも調べてみたがよくわからない。
知っている方がおられたら、ぜひ教えてください。
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