我が家の庭で、4月に続いて、またしても野良猫が出産した。
5月の記事当然親猫は異なる。
4月に出産した野良猫は、我が家の飼い猫であるデブ猫ローレルに勝るとも劣らないデブで大柄な猫であったが、今度の野良猫はずいぶんと小さい。
妻は、「うちの猫の三分の一ぐらい、去年うちの庭で生まれた猫が生んだのかもね」と言っているが、確かにその位小さい。
ただ小さいながらも、新米ながらも、子猫を守ろうとする姿は大したもので、近寄ると「ウーーー」と威嚇してくる。

4月に出産した野良猫は、人間からは見えない藪の中で出産し子育てをしていたが、結局、6月初旬頃までにはどこかに転居したようだ。

今度の野良猫は、外から丸見えの全く手入れをしていない坪庭に堂々としている。
特に子猫たちはこちらを怖がるふうが無い。
その辺が、「我が家の庭で昨年生まれた猫が生んだのではないか」と、妻が推測する理由でもある。

自分が生まれた所で、また出産する。
まるで鮭のよう。

我が家では皆、子猫たちをそっと見守っている。
いいことであるとは思わないものの、これも仕方がない。