ご飯が黄色くなるし、へんなにおいがする。
どうも炊飯器が壊れたらしい。
まだ、5~6年ぐらいしか経っていないはずだが、仕方がない。
修理、とも思ったが毎日使うものだし、修理期間中ないのは困る。
それに新しいのだと、技術も進んでいるだろうし、今のよりもずうっーとうまいご飯が炊けるのではないか。
ということで、炊飯器を購入することにした。
そこで、○○○○カメラに炊飯器を見に行った。まあなんとも一杯種類がある。
内釜に炭を使ったもの、銅を使ったもの、圧力が1.4気圧になるもの、スチームを使ったもの、などなど多彩である。
どれにしたらよいのかわからない。
パソコンならスペックの比較、テレビなら見比べができるが、炊飯器では食べ比べができない。
値段も8千円から10万円ぐらいまである。
こんなとき必ず思うだが、
8万円のものは、8千円のものより10倍うまくなくてはならない。
特に飲み屋で、なんとかという銘柄の酒がどうのとか、一本何万円の焼酎がどうの、という話になるときは、私は必ずこれを言う。
実際、どんなに値段差があったとしても、旨さで「倍」を実感できることは、まずない。
ちょっと旨いかもしれない? 程度である。
今回壊れた炊飯器は、象印であった。
妻に言わせると、「壊れるのは早いし、ご飯がまずかった。以前使っていた三菱の方がずうっとよかった。」とのことであるので、三菱にしようかとも思ったのだが、さんざん迷いながら、価格コムで売れ筋の三洋にした。
売れ筋ナンバーワンは、1万7千円の機種であったが、ちょっとグレードを上げて2万7千円の機種にした。
「1万円の差に見合う旨さの違いがあるのか」という気はしたが、多少旨ければいいかな、という期待をこめて選択した。

さて、新しい炊飯器でのご飯であるが、最初の日はわくわくしながら食べてみた。
新しい炊飯器で、どんなに旨いだろうかと。
しかし、なんか以前の象印のものとほとんど味は同じじゃね? という感じである。
期待が大きかっただけに、失望も大きかった。
いや、失望するほどではないかもしれない。
ごく普通のご飯であったから。