10月12日は、山形で甥の結婚式であった。
切符の手配も済んでいたが、折から台風19号の上陸が予想されていた。
甥からは、乾杯の音頭を頼まれており、電車の遅れで遅刻するわけにはいかないので、予定を変更して11日に家を出た。
妻も出席予定であったが、9月の台風15号の復旧がされていない中であり、更なる打撃を受ければ我が家の状況もどうなるかは分からないので、妻は急遽留守番となった。
12日は山形市内も朝からかなり強い雨であったが、結婚式とはいえ気になるのは台風の動向である。
我が携帯はマナーモードにはしてあるが、横浜方面の大雨洪水警報、避難勧告などによりしょっちゅう震える。
甥には悪いが、結婚式の方に集中できない。
時折携帯画面を見るが、雨雲レーダーは真っ赤になっている。
午後には横浜は台風の勢力範囲から抜け出たようで、一息。
翌日の13日に帰宅しようとして新幹線の運行を確認すると一日中運休。
関東方面から結婚式に参列した新郎新婦の友人たちの中には、乗り捨てのレンタカーで帰った人たちもいたようである。
山形市内にもう一泊しようかとも思ったが、義姉の兄の運転するワゴン車に同乗し実家で一泊することとした。
山形県内の被災のニュースはあまりなく、被害はないとは思っていたが、車から見たところ冠水していた地域もあった。
南陽市あたりの水田は一面沼状態。

我が実家の辺りでも低地の田んぼは水を被って、沼状態になっていた。

磐越西線は13日も不通であり、たった一席残っていた高速バスが確保でき、何とか自宅に戻れた。
一泊二日の予定が、結局三泊四日になってしまった。
さて、我が自宅であるが、直径40cmの木が風により屋根にぶつかり折れて、路上に散乱したという。
これは、妻と息子で車庫に入れて片づけてくれたが、かなりの太さと枝の量。
また、別の木は倒れるまでには至らなかったが、電柱に寄りかかった状態になっていた。
これは東電に連絡し、数日後に来てくれたが、「この線は東電のではないし、しばらくは持つだろうから業者に切ってもらえ」と何もしてもらえず。

何度も雨漏りしている室内の状況。

一応整理しておく。
9月の台風15号と10月の台風19号による屋根の被災は一応の応急手当てはされているが、強風を伴うと雨漏りする場合がある。
屋根の被災の原因となった建物のすぐそばにある直径40cm位の木4本については、先週ようやく伐採してもらった。
依頼してから随分時間はかかった。ちなみに伐採処分費用は38万円。
台風15号による保険金は既に支払われているが、台風19号による被害の拡大部分については、明日保険会社が査定に来ることになっている。
屋根については、破損部分のみならず全部の葺き替えと外壁塗装もセットでやることにして、四つの業者に依頼したが、
応急復旧をして見積書をくれたのが一社、
実際に見に来てくれたが見積書はくれないのが一社、
私の日程と合わないとして見にも来ないのが一社、
忙しくてとても仕事を受けられないとして最初から断られたのが一社。
この業界は、現在とても忙しい。
特に千葉の復旧工事が最優先とのことである。
25日の千葉・福島の大雨のニュースを見ても、これまで大丈夫であったからといって、今後も大丈夫である保証は全くない。
これまでの常識や経験が通じない時代が来ていると自戒している。
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